オスマン帝国外伝に出てくる、スレイマンの寵愛を受けるフィル―ゼの正体は謎に包まれていました。
今回はフィル―ゼの正体と結末をまとめてお伝えいたしますね。
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オスマン帝国外伝・フィル―ゼとは
フィル―ゼとは、オスマン帝国外伝のシーズン3の3話から31話に登場していた側女の1人です。
オスマン帝国の配下のハイレディン・フズルが地中海を後悔していると、1人の溺れている女性を拾います。そのまま奴隷としてイスタンブールに連れて行き、奴隷市場で売られます。
一度は宮殿以外の商人に買われてしまったフィル―ゼですが、たまたま通りかかったヒュッレムが、鞭で叩かれいてる女奴隷たちを見て同情し(自分を思い出したのかな)、フィル―ゼを買い上げ後宮に入れます。
後宮に来たフィル―ゼは、独特な魅力を発揮。
スグにスレイマンの目に留まります。
ハティジェたちはヒュッレムの権力をそぐためにフィル―ゼを助け支え、ヒュッレムの手から隠してスレイマンに献上します。
スレイマンはフィル―ゼにのめりこんで、ヒュッレムを冷遇するようになります。
しかし、フィル―ゼを何とか失脚させようとするヒュッレムの配下のリュステムが、フィル―ゼのうなじの紋章に気が付きます。それは「サフィッビー王朝の王族の印」でした。
ヒュッレムはフィル―ゼが敵国の間諜であることを見抜き、それをスレイマンに言い、フィル―ゼを国外追放にします。
オスマン帝国外伝のシーズン3の3話から31話まで、ヒロインヒュッレムにはキツイ状況が続きましたが、逆転大勝利です。
世界皇帝なんだから、安心できる伴侶じゃなきゃはべらせられないもんねw
オスマン帝国外伝・フィル―ゼの正体
フィル―ゼの正体については、最後にどんでん返しがありました。詳しくは「オスマン帝国外伝・シーズン3の29話」のあらすじ記事に書いたのですが、まず…
フィル―ゼのうなじの紋章から、サフィッビー王朝の人間だとわかります。
それまでフィル―ゼを寵愛していたのに、急に態度を硬化させるスレイマン。
調査の結果、フィル―ゼはお隣の敵国サフィッビー王朝のタフマースブ王の従姉妹の皇妃でした。皇族同士の争いでタフマースブ王から命を狙われ、逃げてきた先でハイレディンの船に拾われたというのです。
このことを、イブラヒムがサフィッビーに送り込んでいる信頼できる人間に確認したところ、裏が取れたのでフィル―ゼの疑いは晴れました。
そのことを隠して宮殿にいたのは、バレてしまったら政治利用されるか、タフマースブ王のところに送り返されると思ったと言います。
間諜ではなく、逃げてきた元王族というだけだと信じてもらえたものの…スレイマンの愛情は戻ることはありませんでした。
スレイマンはフィル―ゼに「イランとの国境のアマスヤに宮殿を用意して、不自由ない生活を送れる。生涯そこにすむといい」と言いますが、自分の愛人としての立場は完全に終わらせます。
フィル―ゼは泣き崩れますが、スレイマンはフィル―ゼをさっさと追放。
追放されてイランとの国境近くに行ったフィル―ゼは、しおらしくスレイマンにすがっていた時とは別人。迎えに来た多数のイラン兵に堂々と対峙します。
フィル―ゼ「早かったのね。」
イラン兵「知らせがありましたので。」
フィル―ゼ「ヒュッレムね…。」
イラン兵「ヒュメイラ妃、タフマースブ王もフィル―ゼ妃も心配しております」
…ん?
ヒュメイラ妃?って誰だ?
それまで我々が「フィル―ゼ」と思い込んでいた人物は、実はフィル―ゼじゃなくて、ヒュメイラと言う名の別の女性でした。
この「偽フィル―ゼ」の出番はここが最後で、この後シーズン3にも、新オスマン帝国外伝にも出演することはありませんでした。
フィル―ゼをやった役者さん情報
cansu dere as asya yilmaz https://t.co/4SaieLFmln pic.twitter.com/GbETONL2Yw
— aurora (@zeynepfilms) June 8, 2023
- 名前:ジャンス・デレ(cansu dere)
- 生年月日:1980年10月14日
- 出身地:トルコのアンカラ
デレはモデル出身の役者です。出身地の問題で、キプロスを通過できずに、ミスユニバースの大会に出場できない時期がありました。
デレの母親はギリシャ系トルコ人、父親はブルガリア系トルコ人です。
イズミルで教育を受け、イスタンブール大学に行きましたが、中退してモデル活動に注力しました。手足がほんと長いですもんね…。
2002年からは頭角を現して、2012年からは「オスマン帝国外伝」のフィル―ゼ役で一躍注目を浴びました。後宮に山ほど出てくるキレイナ女性の中でも、魅力があふれ出て印象的な役を見事に演じていましたね。あのヒュッレムに張るくらいだし…。
更にデレは2016年からは、日本のテレビドラマ「Mother」のトルコ版リメイクドラマの「Anne(あんね)」の主役の母役を好演。松雪泰子さんの役をゼイネプと名を変えて演じていました。
娘の芦田愛菜ちゃん役も、トルコの天才子役であるベレン・ギョキュドゥズが演じており、クオリティの高い再現度のドラマでした。原作がいいですし…日本原作のドラマが世界的に高い評価を得た点も嬉しいし、何よりもドラマのテーマの「母性は女を狂わせる」がトルコでも理解される感情と言う点は嬉しいですね。
ちなみに「アンネ」には、「オスマン帝国外伝」シーズン4のヒュッレムを演じるVahide Percin(ヴァリーデ・ペルキン)さんも、ゼイネプの母役で出演しています。こっちの演技力もスゴイ。日本の原作では田中裕子さんが高い演技力で体を張ってた役を見事に演じ切ります。
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- 役者名:Vahide Percin(ヴァリーデ・ペルキン)
- 生年月日:1965年6月13日
- 出身地:トルコ・イズミール
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オスマン帝国外伝・フィル―ゼの正体まとめ
- フィル―ゼとは、オスマン帝国外伝のシーズン3の3話から31話に登場していた側女で、スレイマンの寵愛を受ける
- フィル―ゼのうなじの紋章から、サフィッビー王朝の人間でタフマースブ王の従姉妹とわかる
- 「フィル―ゼ」と思い込んでいた人物は、実はフィル―ゼじゃなくて、ヒュメイラと言う名の別の女性(王族)
- 「偽フィル―ゼ」の出番はここが最後で、この後シーズン3にも、新オスマン帝国外伝にも出演することなし
- フィル―ゼを演じたのはジャンス・デレ
- ジャンス・デレは日本ドラマの「Mother」のトルコ版リメイクの「Anne」の主役を演じた(松雪泰子の役)