新オスマン帝国外伝~影のキョセム~【シーズン2】76話～80話のあらすじ

トルコは男尊女卑の強い国という印象ですが、オスマン帝国が623年も存続したのは、男女も多民族も他宗教も受け入れて、多くの人によって支えられる国家体制だったからなんですよ。だからヒュッレムやヌール（←嫌いだけど）やサフィエ、そしてキョセムが権力をもって政治の中枢にいることも、視野を増やして国家存続に貢献しているんです。そう思うとすごいですよね。

新オスマン帝国外伝の癒しのアティケは、気が強くて性格良さそうなんだけど、やっぱりハティジェっぽい甘さがあるんだよね。

今回は新オスマン帝国外伝~影のキョセム~【シーズン2】76話・77話・78話・79話・80話のあらすじです。ネタバレしすぎないように気を付けますが、見たくない方はここまでですよ。

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新オスマン帝国外伝~影のキョセム~【シーズン2】76話・77話・78話・79話・80話のあらすじ

ザリフェが追放される

イブラヒムの第一子を生んだザリフェは、イブラヒムによって第一寵妃として認知される直前で、トゥルハンとキョセムによってエジプトに追放されてしまいます。

イブラヒムは慌てて追いかけるよう命じますが、一歩先に海賊につかまってしまいます。

その後ベネチア王朝に連れていかれ、修道院に行って、キリスト教に改心しました(笑)しかもベネチアから、バカにするかのように母子が十字架の前に立つ絵を送られてきます。

イブラヒムが無能を配下にする

イブラヒムの肩をもむ無能のフセインという配下が、イブラヒムに取り入って重役に取り立てられます。この人実は、キョセムの配下でイブラヒムを国政から遠ざけるための役割りでした。

野心を持ってイブラヒムに取り入ったことでキョセムの怒りを買います。

トゥルハン妃とイブラヒムの不仲

第一寵妃でメフメト皇子の母のトゥルハンですが、イブラヒムから見ると「キョセムの腰ぎんちゃく」で気に入らないようです。心あるザリフェの方を望んでいたのは、キョセムの息がかかっていないからです。

トゥルハンは、再びイブラヒムが我が子メフメトを殺そうとしかねないと思い、自分こそが「母后」になることで、息子を守ることを決意します。

というか、そもそもその野心を持っていて、キョセムに取り入って懐に入ったのだと豪語しています…ｗ

トゥルハンには忠実なスレイマンと言う従者や、シナン宰相みたいな切れ者の宰相の仲間もいて、手ごわそう…キョセムに引導を渡すのはこの妃かもしれませんね。

宮殿の中でアティケの女官のメレキだけが、トゥルハンの野心に気が付いています。さすが！

トゥルハンが側女を刑罰にする

トゥルハンは、後宮で絶対的権力を持つことを示すために、新しい側女のヒュマーシャーを足うちの刑にします。ヒュマーシャーはヒュマーシャーで、舐めた態度でイブラヒムの寵愛をたてに威張り散らすので、はっきり言ってどっちもどっちですが…。

ヒュマーシャーはそのことをイブラヒムにチクり、イブラヒムは怒ってトゥルハン妃をりつけます。そして給仕の役をさせて恥をかかせるのです。

イブラヒム、キョセムを追放する

イブラヒムは、皇帝になって数年間、キョセムの傀儡としての役割を理解してきました。亡き兄のムラトが言っていた通り、権力に取りつかれたキョセムは、自分の権力を脅かすのなら息子すら殺すのだとわかってきたのです。

ザリフェやその息子を追放したことでイブラヒムが怒り、キョセムをエジプトに追放すると言い出しました。

キョセムは死んでいった兄弟のことを思い出させて、母と敵対するなと忠告しますが、「自分がいなければキョセムの権力もない」と言い放ちます。そしてそれは真実です。

高官たちもこの決定に怒り狂いますが、イブラヒムの側近のジンジ氏はイブラヒムを操って悪い方へと導きます。

ジンジの裏にいる人物とは？

頭悪そうなジンジを、裏で操る黒幕を探し始めます。なかなか尻尾を出さない黒幕は、実はトゥルハン妃…。恐ろしや…。

裏ではジンジを操り、表ではキョセムの秘密の会議にも参加して、意見を言うほどの強者。こりゃ、キョセムが負けるときが来たのかもしれませんね。

ケマンケシュの結婚

イブラヒムの世になってから、大宰相として国を支えるケマンケシュ。実力ある人物なのに、事あるごとに「キョセムへの恋心でがんばってるね～」などと揶揄されて可哀想(笑)

キョセムも、娘のアティケからケマンケシュとの恋仲を指摘されてタジタジ。

ケマンケシュは、あらぬ疑いでキョセムに迷惑をかけないために、結婚すると言い出します。

ケマンケシュ捕まる

キョセムの追放を阻止するために、罠を仕掛けるケマンケシュですが、そのたくらみはトゥルハン妃によってイブラヒムにばらされてしまいます。しかも黒幕がトゥルハンとバレないために、何十にも罠を仕掛けて「キョセムの仲間」みたいな顔をして、実は黒幕と言う悪者っぷり。頭よすぎでしょ。。。

キョセムの手紙を装うために、キョセムの部屋をひっくり返して印鑑を探し出すトゥルハンの姿は、アイシェを思い出しました。キョセムは偽の書簡を書いた人物を血眼になって探します。

ケマンケシュはキョセムの計らいで、無事に逃亡します。

トゥルハンがケマンケシュの居場所を知る

しかし、キョセムの力を何としても削ぎたいトゥルハンは、キョセムに取り入ってケマンケシュの隠れ家を聞き出します。

そしてケマンケシュの居場所をイブラヒムに教える代わりに、ヒュマーシャーを追放しろと詰め寄ります。

イブラヒムはこの条件を飲み、ケマンケシュの隠れ家に行き、捕獲します。

ケマンケシュを町中引き釣り回して見世ものにし、首をつらせて処刑してしまいました…。

「お前は大宰相だけでなく、母も失った」といい、キョセムは息子のイブラヒムを見限ります。

しかもイブラヒムは、ケマンケシュの処刑後に、約束を破ってヒュマーシャーにキョセムの部屋を与えて、結婚するとまで言い出します。

トゥルハンの裏切りがバレる

ケマンケシュの処刑後に、イブラヒムはキョセムも宮殿を出て追放すると言います。トゥルハンは仲間の顔をしてキョセムに、後宮はお任せくださいご主人様！と媚びを売りますが、キョセムはケマンケシュを死に追いやった裏切り者はトゥルハンだと見抜いており、そのことで脅しをかけます。

私に逆らったこと、おぼえとけよ。と。

トゥルハンもこれにはガタブル。天下のキョセムを敵に回してしまいました。

ケマンケシュ生きてた

あ、ケマンケシュ生きてましたｗｗｗ

キョセムの入れ替えで、別の人が処刑されたっぽいです。首に袋をかぶってるからわからなかったですね…。

キョセムは追放された先のフロリア離宮でケマンケシュに再会します。人目を気にせず、大宰相と言う立場もなくなり、ケマンケシュとキョセムはなんだか嬉しそう(笑)やっと2人で密会できるね！

それから物語は数年後に飛びました。

イブラヒムの治世が最悪

ある日、離宮に追放されたキョセムの元へ、トゥルハンが訪ねてきます。裏切っといてよくこれたね、と言われますが、トゥルハンなりに覚悟の上だったようです。

イブラヒムはヒュマーシャーに皇子を生ませ、結婚すると言います。税金ではなく、呪術に使うクロテンの毛皮をおさめさせて、部屋中に敷き詰めるなどのDQNぷり。

しかも側近のジンジは賄賂で無能な人物を要職に就けるという愚行を繰り広げています。キョセムがいたころの秩序はなく、乱れまくっています。

キョセムの反乱

キョセムは追放されても、野心はなくしていません。イブラヒムの最悪の国政を見て、民のために反乱を決意します。

というか、すでに準備万端。

トゥルハン妃は、その情報を手に入れて、キョセムと組むために来たのでした。

キョセムは、組む代わりに「イブラヒムに害を与えないこと」と「絶対権力はキョセムが握ること」を約束させます。トゥルハンはこれに従うと言います。

イブラヒムは慌てます。

キョセムは諸悪の根源であるジンジ宰相を脅します。（←コイツ本当、愚か者って顔していてキライ）ジンジは財産をまとめてあっという間に逃げる準備。

宮殿からイブラヒムを守る軍団はいなくなり、アティケ以外に頼る人は誰もいません。改めてキョセムの強大な力を思い知るイブラヒムは、幻覚を見て現実を見失います。

キョセムとトゥルハンが対立

手を組んだと思わせて、実はキョセムは裏切ったトゥルハンを許してはいませんでした。トゥルハンは「自分の子を守るために戦う」と言います。

キョセムは、トゥルハンの息子メフメトが即位したら、母のトゥルハンを亡き者にして、権力を独り占めするつもりだったのです。

トゥルハンは配下に命じてキョセムの作戦を邪魔し、怒った歩兵部隊が宮殿に押し寄せてきました。

危ういところでケマンケシュが姿を現し、キョセムに優勢になりますが、トゥルハンがキョセムの裏切りを暴露してキョセム劣勢に。でもキョセムはトゥルハンに「肝心のお前の皇子は今どこにいると思う？」とささやき、皇子の身柄をとられたトゥルハンは不利になりますｗ

とりあえずキョセムが勝ちました…。でもトゥルハンかなり強いよね。

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