1人で幽閉され続けたムスタファは心を病んでしまうのは仕方ないなと思う一方で、ムラト達は4人兄弟一緒に幽閉されている分、遊び相手もいるし、気持ちも紛れるし、慰められるし、支え合えるし、心を強く持てますよね。その中の一番年上のムラトは、弟たちを守ろうとする頼もしい演出が多くてかっこいいです。
帝都の歩兵部隊が反乱を起こして、逃げ出す4人の皇子たちの運命は?!!
今回は新オスマン帝国外伝~影のキョセム~【シーズン1】81話・82話・83話・84話あらすじ考察を紹介しますね。
※このサイトは実際に海外ドラマを見ていただきたいなという理由から、完全ネタバレではなくオチは隠しております。続きは動画でお楽しみくださいね。→Hulu
新オスマン帝国外伝~影のキョセム~【シーズン1】81話・82話・83話・84話・85話あらすじ考察
反乱軍が宮殿に攻め込む
イスタンブールの歩兵部隊の反乱軍が、ついに宮殿に押し入ってきます。一室に隠れるオスマンはなすすべもありません。信頼してきた腹心のオメル師父は早々に逃げ出し、反乱軍の要望通りに私腹を肥やしてきたスレイマン宦官や宰相を差し出します。反乱軍はこれを血祭りにあげますが、それでも飽き足りません。
オメルがただただムカつきますねw
オスマンの寝所にも押し入ってきますが、間一髪でオスマンは逃げ出します。
ムラト達、4人の皇子たちの行方
逃げていた皇子たちは、ディルルバの配下につかまります。
ディルルバと皇子たちは伯母と甥っ子たちの関係だけど…そんな家族の情愛はなさそう
そうとは知らず、キョセムはディルルバに脅されて、オスマンの廃位とムスタファの新皇帝擁立を後押ししろと迫られます。
解放されるムスタファ
ずっと幽閉されていたムスタファが、ダブドの配下に助けられ、部屋から出されます。群衆はあおられて「ムスタファ殿下!」と叫び始めます。
前に即位したときのムスタファの奇行を知っているはずなのに、またムスタファを皇帝にしようとするなんて、群衆が愚かすぎます。けど、不満を爆発させた民は怖いということですね。
数年ぶりにムスタファと再会したハリメですが、母親すら忘れてしまった我が子に絶望します。
オスマンを救うキョセム
宮殿から逃げ出し、配下の屋敷に逃げ込んだオスマンのもとへ、キョセムが会いに来ます。そしてメフメトがかつて話していた通り、子どもの中でもオスマンをこそ一番愛して育てたのだと、打ち明けます。オスマンは、皇帝としての責務を果たしたが、弟の死を嘆くことができなくて辛かったと話します。
母子は打ち解け、許し合うのでした。
泣けました…。血を分けた我が子よりも、キョセムは本心では、オスマンの方をこそ、息子として大切に思っていたんですね。
オメル師父がつかまる
悪行の限りを尽くして、オスマンを操り、反乱がおきた原因となったオメルでしたが、一人こそこそ逃げていました。そこをディルルバとダブドにつかまります。
こまったオメルは妻のジェンネトを呼び出し、オスマンの居場所を知らせるからと助命を請います。ジェンネトはディルルバに脅されますが、キョセムを信じてオスマンの居場所をはきません。怒ったディルルバは、反乱軍にジェンネトを差し出し「オメルの妻だ!」と焚きつけます。ジェンネトはその場で嬲り殺されるのでした…。
オスマンは、ズルフィカールやアリなど、本当の忠臣がわかり、オメルにしか耳を貸さなかった自分の皇帝としての行いを悔います。
歩兵部隊を説得するズルフィカール
オスマンのために、反乱を起こした歩兵部隊を説得に行くズルフィカール。歩兵部隊で生まれ育ったズルフィカールにとって、そこは家であり、兵士たちは家族でした。命がけで皇帝の助命を説きますが、反乱軍に入り込んだダブドの手下に切りかかられ、殺されます…。
ズルフィカール…こんなに良い人いなかったのに。最後にヒュマーシャーとほんの少しだけ和解していて、それだけが救いです。
捕まるオスマン皇帝
ズルフィカール他、配下の者を全て殺し、反乱軍はオスマン皇帝をとらえます。帽子を取られ、服をはぎ取られ、裸でさらされるオスマン。民衆はオスマンを笑い、物を投げつけて侮辱の限りを尽くします。
助けに来るキョセム
ボロボロになったオスマンを助けに来るキョセム。反乱軍を叱責し、ディルルバ・ハリメをりつけ、その場を収めたかに見えました。
しかし、ディルルバはキョセムに「オスマンや4人の皇子を助けたくば、ムスタファを新皇帝にしろ」と取引を交わしていたのでした。キョセムは群衆に「ムスタファを新皇帝に」と宣言します。
ムスタファ、再び皇帝になる
再び皇帝になるムスタファですが、その場で奇行の数々を披露して、反乱軍もダブドもディルルバもハリメも困惑…。「おいおい、あいつが新しい皇帝かよ…」と絶望します。しかたなくハリメは、民の前で奇行をしないように、ムスタファを縛り付けて馬車に乗せますww
4人の皇子たちの行方
ムスタファを新皇帝にし、約束を果たしたキョセムは、ようやく4人の皇子たちの居場所を教えてもらいます。足早にそこに向かいますが、あるのは焼け落ちた小屋だけ。子どもたちは燃えてしまったのでした。
絶望するキョセム。
生きていたビュルビュル
皇子たちが燃やされる直前まで側にいたビュルビュルが、キョセムの前に現れます。そして、ギリギリのところで燃える小屋から皇子たちを救いだしたと告げます。
キョセムはついに、愛しい我が子たちに会うことができたのでした。子どもたちとの感動の再会もつかの間。キョセムは今度はオスマンを助けに牢へ急ぐのでした。
オスマンの処刑
ムスタファを皇帝にする代わりに、オスマンを助けると約束したディルルバ。しかし約束は簡単に破られ、オスマンはダブドの処刑人に命を狙われます…。
絶望するオスマンに「私の帽子をどうぞ…きれいですから。」と自分のかぶっていた帽子を差し出した歩兵が面白かったですw今までお前がかぶってたんだから、オマエの汗とか皮脂とかついてるから、きれいじゃないでしょw
ヒュマーシャーの手引きで、オスマンの小さな赤ちゃんは、妻のアーレキと共に船で逃げますが、刺客によって赤ん坊は奪われてしまいます…。
今までの流れから言っても、赤ちゃんは命を奪われます。オスマン帝国外伝の方のムスタファの長男と同じく、反乱の芽を摘まれたということですね。
牢でダブドやキリンディルによって拷問を受けた末に、オスマンは殺され、その耳は切り取られます。一瞬遅れてキョセムが到着し、オスマンの亡骸を抱きしめて復讐を誓うのでした。
牢での悲鳴は聞いていられなかった…拷問の様子が生々しいです。オスマンはオメルさえいなければ、優秀でいい統治者になれたのに…悔やまれます。
ダブドとディルルバとハリメ
オスマンを処刑し、ムスタファを即位させ、家で落ち着くダブドとディルルバ。「約束通りムスタファを即位させたよ、ハニー」「あなた、素敵…!」とラブラブの2人ですが…。元皇帝を処刑した罪でダブドはあっさり連行されます。
実際にはムスタファは2度目の即位の時には1年と4か月皇帝の座についています。(→ムスタファの衝撃の史実はこちら)なので、ディルルバとダブドは1年4か月くらいはラブラブ期間はあったということです。
ディルルバは泣いて母にすがりますが、ハリメは「自分がダブドを売った。誰かが皇帝殺しの裁きを受けなければ」とダブドを簡単に見捨てます。
連行されたダブドは地下牢に入れられ、そこに待ち受けるキョセムと対峙します。キョセムは簡単にダブドを殺さず、拷問の限りを尽くしてから、ゆっくりゆっくりと死なせるよう命じます。
あれ?キョセムっていつからこんな人間になったんだっけw後宮に来たばかりの頃は可愛い女の子だったのにねw
更に、後宮で悠々暮らしていたディルルバも、見知らぬ下女にサクッと刺され…。のうのうと暮らしていた(生きてたんかーい!)オメルも、急に首を絞められ…。
「なんかご飯の味が変…?」と首をかしげるハリメも、毒を飲んでしまったことに気が付いた時には時遅し。3人とも死に際に「キョセム妃がよろしくって言ってました~♪」と下手人に告げられます。母の死を見ても目の前でニコニコし続ける皇帝ムスタファ。最初から最後まで不憫な癒しキャラでした。
新皇帝ムラト
そして、満を持してキョセムは息子のムラトを、皇帝として即位させたのでした。
ムスタファの2度目の在位期間は1年4か月。つなぎの役目を終えたと言わんばかりに、二度と反乱の芽に担ぎ上げられないよう、ムスタファの周囲の人間は全て処刑されました。
皇帝の服を着て皇帝の座につく幼いムラトは、笑顔です。隣には「影の女帝」と言われる偉大な母キョセムがにっこり。
物語としては一件落着に見えますが、成長していくにつれてムラトは、自分こそ皇帝として活躍したいと、母と実権を奪い合っていくと言われています…。それは「新オスマン帝国外伝・シーズン2」でじっくりとお伝えしていきますね。
新・オスマン帝国外伝を全シーズン日本で配信しているのは「Hulu 」だけ!一気見したい方は2週間無料お試しから始めてみてください。