皇帝が即位したとき、その兄弟は処刑するという古くからあるオスマン帝国の慣習。
オスマン帝国外伝の方でもシーズン4ではこの慣習が問題となって、マヒデブランとヒュッレムは常にお互いの子どもを殺そうとしていたし(自分の子どもを守るため)、同じ母から産まれたバヤジトとセリムも殺し合いの対立をしていました。
こんなひどいルールなければいいのにと思っていたら、新オスマン帝国外伝の皇帝アフメトは、自分が即位したときに弟を殺すことを禁止しました。
なんて素晴らしい皇帝だ!と思ったけど、弟自身は幼くかわいいのに、「その子を祭り上げれば自分が権力を握れる」という野心家に常に利用されるから、やっぱり兄弟を生かすってリスクあるんだなと思い知ります。
今回は新オスマン帝国外伝の21話、22話、23話、24話、25話のあらすじを紹介いたします。
※このサイトは実際に海外ドラマを見ていただきたいなという理由から、完全ネタバレではなくオチは隠しております。続きは動画でお楽しみくださいね。→Hulu
新オスマン帝国外伝の21話、22話、23話、24話、25話のあらすじ
生きていたレイハン
元後宮の宦官長だったレイハンは、前皇帝殺しの秘密をネタにデルヴィーシュを脅したため、デルヴィーシュに海に投げ込まれて殺されました。と思ってたら生きてたww
クリミアハンの皇子シャーヒン・ギライとメフメトギライが捕まっている牢にやってきて、逃がそうと暗躍します。
そのためにレイハンはファーリエ皇女の力をまた借りようとします。
デルヴィーシュの罪がバレる
レイハンはファーリエに、前の皇帝メフメトを暗殺したのがデルヴィーシュだとばらします。皇女はこの秘密を喜んで、デルヴィーシュをこのネタで脅して思うままにしようとします。
やっぱりファーリエ好きになれないな…。レイハンも嫌だし、ここが手を組まれると、自然とデルヴィーシュを応援したくなります。
デルヴィーシュは皇女に脅されても堂々として、ハンダンとアフメトを救うためにやったのだと開き直ってて、それを見たハンダンも「え、かっこいい…」みたいになって、2人の秘めた恋に火がつきましたww
デルヴィーシュ、実際かっこいいです。新オスマン帝国外伝の出演するおじさんたち、結構いいぞw私のお気に入りはデルヴィーシュとズルフィカールです(笑)
ラシャを救うアフメト
捉えられていたラシャを救いに族のテントにやってきて、見事ラシャを救うアフメト。皇帝も結構強いけど、側近の剣の腕がすごすぎ(笑)
特に歩兵部隊長のズルフィカールの剣の腕すごすぎ…。実直で真面目で剣も強くて…。おっさんたち区別つかないわwと思ってた私でも、ズルフィカールは見分けられるようになってきました。というか、主要キャラになっていくのでみなさまもぜひ覚えてください。
王子様のようにラシャを救って、ラシャがお腹を抱えてどや顔で後宮に帰ってくるのはちょっと腹が立ちますが…。
ムスタファ暗殺
アフメトが後宮を離れ(勝手にw)、ハンダンの命令でハリメ妃も後宮を追い出されました。ひとりになったムスタファ皇子の命を狙う暗殺者が部屋に入ってきて、ムスタファを守っていたキョセムが大立ち回り。(結構強い)
急いで人を呼んだからムスタファは助かったけど、ドゥドゥ出納官が刺されます。
誰が仕掛けたのか探るキョセム。
ハンダン妃は「サフィエがやった」と言い、サフィエは「ハンダン妃がやった」と言い、どっちかわからないww
私は100%サフィエだと思ってたけど…
実はアフメトがいない間にムスタファが即位するのを恐れたハンダンの仕業でした。
ハンダンは自分の罪を隠すためにドゥドゥ出納官も暗殺し、ムスタファの事件をなかったことにします。
清いハンダンが悪事に手を染め始めたけど…なんか詰めが甘く弱い感じがして、依然ハンダンの印象は「悪いことできなさそうないい人」って感じですwお得な人生ですね。
ハンダン妃の苦悩
普通ならば、オスマン帝国の皇帝が即位したときに、反乱の根を断つために兄弟は全て処刑されます。けど、アフメトは弟のムスタファを生かした。ゆえに、母后のハンダンは常に反乱におびえて生きねばなりません。
しかも頼りの息子がいきなり宮殿からいなくなったから大慌て。ハリメもサフィエもアフメトのいない間にムスタファを即位させようとしてくるし、暗躍せざるを得ないことが辛そうです。
ハンダンはもともとのんびり穏やかで優しそうな人柄なので、暗殺とかその隠蔽とか悪事に手を染めるたびに泣いて苦しんでて、器の小さな人が自分の罪におびえている感じが本当にかわいそうです。しかもかわいい…。
遂にキョセムに、ムスタファ暗殺がバレてしまって、ビクビクオドオドしています。
子どもができないキョセムと、妊婦のラシャ
アフメトに助けられて、アフメトの子どもを身ごもっているラシャは宮殿を我が物顔で歩きます。
アフメトに一番愛されているキョセムに、事あるごとにケンカを売ってくるのが腹が立つ…。最初は可愛い子と思ってたけど、顔も憎たらしく見えてきます…。キョセムが相手にしないのが幸い。
狙われるラシャの子ども
ラシャはアフメトの子どもを身ごもっています。もしもアフメトに皇子が生まれたら…一番危険なのは弟のムスタファ。そもそもムスタファ派アフメトが即位したときに、慣習に従って殺されているはずが、アフメト以外に皇室の皇子がいなかったために(アフメトの優しさでもあるけど)生かされました。
アフメトの皇子が生まれたタイミングで役目がいらなくなり、ムスタファが殺される可能性が高い…。と恐れるムスタファの母ハリメは、サクッとラシャの毒殺を目論みます(失敗したけど)。
サフィエとハリメが手を組む…?
何とか後宮での権力を取り戻したいサフィエは、アフメトを失脚させて(というか、殺して)弟のムスタファを即位させようとします。そのためにムスタファの母、ハリメに近づいて手を組もうと持ち掛けます。
ハリメの方は慎重で計算高いですが、なんか手を組みそうな予感…。怖い女×怖い女=最強。
ファーリエとデルヴィーシュ
牢にいる愛人のメフメト・ギライを助けたいファーリエ皇女は、デルヴィーシュの皇帝殺しの罪をたてに脅します。シャーヒンはいいからメフメトだけ助けて。と欲望のままの皇妃様はどうしても好きになれない…わがまますぎでしょ。
自分の想いを我慢して、大嫌いなリュステムと結婚したミフリマーフ、腹黒かったけど好きなキャラでした。ミフリマーフの皇室のための犠牲に比べると、ファーリエの浅はかさとか、皇室を軽視する姿勢が本当に好きになれませんw
ファーリエの要望通り、シャーヒンは牢に。弟のメフメトのみ牢から出されました。
でもオスマン帝国外伝は「兄弟」が物語のポイントだったりするから、メフメトは簡単に兄を裏切ったりしないと思うんですよね。
ファーリエは更にメフメトとラブラブしたいから、デルヴィーシュを脅し続けますが、逆に「あなたはアフメトとムスタファを天然痘に感染させたでしょう」と最悪の罪をたてに脅し返されます。
ガタガタブルブルしてファーリエは…泣いた。
オーストリアの独立
長年オスマン帝国の支配下にあったオーストリアが、独立国家になりたいとアフメト皇帝に会いに来ました。デルヴィーシュもアフメトも「生意気な!」と怒ったけど、時代はスレイマンの頃とは違います。地中海でのオスマン帝国の力は弱まり、オーストリアだけでなく、ロシアにイラン、ギリシャイタリアなど、次々と力を蓄え帝国にたてつき始めるのです。
アフメトは再びオスマン帝国の権威を世界に知らせるために、アナトリアに軍を終結させてローマに攻め入る計画を立てます。
スレイマンの頃の最強のオスマン帝国じゃなくなって、帝国の崩壊を感じるアフメトの時代は厳しいです…。
サフィエの息子
サフィエの息子、メフメトが皇帝になる時に、慣習に従って19人の兄弟が処刑されました。その中にはサフィエの息子(何人か皇子がいた)も含まれており、息子を助けるためにサフィエはこっそり赤ちゃんを逃がしていました。
その子どもがイスケンダルらしいけど、物語ではまだ明らかになっていません。中盤イスケンダルがぜんぜん出番がなくて、あの話しは流れてしまったの?と思うけど、後半に期待です。
ある日サフィエがアフメトに会いに来たら、その場にいたイスケンダルに目を付け、名前を聞いたりまじまじと見たり…母の勘かな?ちょっとドキドキしました。
デルヴィーシュの恋
今回も長々とデルヴィーシュの語りで、若き日のハンダンへの思い出ポエムがさく裂しましたwどうも興味が持てないおじさんとおばさんの恋…。まあいいけどw
ハンダンの方はデルヴィーシュを拒みつつも「誰かに知られたら処刑されるから」的なビビりで恋心を封印している感じです。本当はまんざらでもない感じ?
キョセム(アナスタシア)の父親がサフィエにつかまる
さらわれた娘を探しにキョセムの父親がギリシャからイスタンブールにやってきます。家族に受け継がれてきた指輪を衛兵に渡し、キョセムを探していたところ…ジェンネトにバレてサフィエの配下につかまってしまいます。
キョセムは父の命を盾にサフィエに脅されます。
サフィエは「父の命を助けてほしくば、ハンダンが皇子を暗殺しようとしたことをアフメトに言え」と命令。どんな脅しも物ともしなかったキョセムですが、父親を助けるために苦渋の決断をします…。
その結果、ハンダンは追放。サフィエは後宮に残ることとなってしまいました。
https://zspot.info/new-osuman-story-1-26/
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